毎日の生活の中で、どうしても家事を行うモチベーションが上がらず「家事をやりたくない」と感じている方も多くいらっしゃるでしょう。
では、なぜそのような心理になってしまうのでしょうか。
この記事では、家事をやりたくないと感じてしまう理由と、それに対する対処法を解説します。
なぜ家事に対してモチベーションが上がらないのか?
毎日のルーティンワークにウンザリしてしまう
まず、一つ目の理由として挙げられるのが、毎日繰り返す生活の中で『家事』というものに終わりがないと感じてしまうという点になります。
炊事・洗濯・掃除と一言で言っても、それぞれの家事に細かい過程があり、それらの行程を繰り返す内にキリがないと感じ、ウンザリしてしまうというのがよく見られるケースです。
また、毎日のルーティンワークとして行う家事に対して、終わりなく続くものであると感じてしまい、億劫になってしまうということも要因として見られます。
労力に対して対価が無い
もう一つ、よく見られる理由としては、家事を行っても報酬や対価を得られないからという点です。
家事は報酬や対価を得られる労働ではありませんので、肉体的や精神的に疲労しても、それによって直接的に金銭を得られるわけではありません。
そのため、労力に対してモチベーションを保ちにくく、やる気が無くなって家事を放り出したいと考えてしまうというケースが多く見られます。
夫婦共働きで家事をする余裕が無い
夫婦共働きで日常的に疲労しているというのも、家事に対するモチベーションが低い理由として非常に多く見られます。
つまり、夫婦共々家事をする以前に、日常の労働や育児で疲労困憊しており、家事する余裕が精神的にも肉体的にも全くないというような状況です。
このような場合にも、家事をやりたくないという気持ちが強くなって、家事を行う優先順位が後回しになってしまいます。
モチベーションが上がらないのは専業主婦でも同じ
専業主婦であっても、家事に対するモチベーションが無くなってしまったというケースが見られます。
これは、ルーティンワークにウンザリするという理由に関連する要因ですが、専業主婦の場合は毎日の生活にメリハリを感じられない方も多く、気持ちのオンオフの切り替えを行うタイミングもあまりありません。
そのため、生活に波が無く、ただ家事をこなすだけの繰り返しに嫌気がさし、モチベーションが無くなってしまったというケースが見られるのです。
家事のモチベーションをアップさせるための有効な方法は?
好きな音楽をかけてテンションを上げる
シンプルな方法としては、自分の好きな音楽をかけながら家事を行うのがおすすめです。
在宅で仕事を行う際と同じように、音楽をかけながら作業を行うことで精神的・感情的にも前向きな気持ちになり、集中力とモチベーションがアップする効果があります。
おすすめはテンションが上がりやすいアップテンポな曲ですが、まずは何よりも、今自分が聞きたい好きな曲をかけながら、気持ちを上げて家事を行うのが良いでしょう。
小さなご褒美を決めてモチベーションアップ
自分に対するご褒美を決めて家事を行うというのも、非常に有効な方法です。
家事というのは毎日の繰り返しですので、そう豪華な事をご褒美とするわけにはいきません。
しかし、『家事が終わったらこれを食べよう』『終わったらこれで息抜きしよう』というように、小さな楽しみをルーティンワークに組み込むことで、家事に対するモチベーションもアップさせることが可能になります。
目標を作ることによってやる気を上げる
自らモチベーションアップできるような目標を作ることによって、家事に対するやる気を奮い立たせるという方法もあります。
現在では、家事にまつわる様々なプロフェショナルやコーディネーターがおり、それを参考にすることによって「こういうきれいなお部屋にしたい」「こんな風にもっと時短に挑戦したい」と感じることもあるでしょう。
このようなきっかけから、自分の中で家事の目標を作るというのも、やる気をアップさせる有効な手段です。
家事を絶対にしなければならない状況を自分で作る
何とか家事をするため、自らのお尻に火をつける方法を試すというのも有効です。
例えば、あらかじめ友人・知人を家に招待する約束を取り付けておくことで、否が応でも家を綺麗にするために家事を行わなくてはならなくなります。
どうしても家事に対してモチベーションが上がらない時は、このような『やらなければいけない』状況を自ら作るのもおすすめと言えるでしょう。
家事を行う時間をきちんと設定し、メリハリをつける
生活の中で、家事を行う時間にメリハリをつけるというのも、非常に有効な方法です。
例えば、「この家事はこの時間に集中して行う」「今日しなければいけない家事は、必ずこの時間内に終わらせる」といったように、自分で家事にメリハリをつけられるよう時間設定を行います。
これも、モチベーションと集中力アップにとてもおすすめの方法です。
それでも家事をやりたくないときにおすすめの対処法は?
利用できるものは利用し、適度に手抜きをする
どうしても家事に対してやる気が出ないという時は、適度に手抜きをするという事が非常に重要です。
毎日の生活の中で、全ての家事を何もかも完璧にこなす必要はありません。
適度に力を抜く必要がある時は、宅配サービスの利用やテイクアウトの食品を有効活用するなど、利用できるサービスを臨機応変に活用するのがおすすめです。
家事の負担を軽減する家電を導入・活用する
家事の負担を大きく減らす手助けとなるのが、家電です。
現在では、様々な生活家電に家事の負担を減らすための便利機能が搭載されています。
例えば、洗い物の負担を大幅に軽減してくれる全自動の食洗器や、乾燥までの洗濯の全ての行程を全自動で行うドラム式洗濯機など、その種類は多岐に渡ります。
このような家事の負担を大幅に軽減してくれる生活家電の導入も、モチベーションアップの方法として有効です。
家族と家事の負担を分散する
一人暮らしの世帯以外であれば、家事の負担を家族と分担するというのも、おすすめの家事負担を軽減するコツです。
共働きの世帯であっても、家事の担当は主に女性側が担っているというケースも多いので、その負担を上手く分散できるよう協力してもらいましょう。
そうすることで、一人あたりの家事に対する負担が小さくなり、モチベーションを維持しやすくなります。
家事代行サービスの活用もおすすめ
多忙で家事を行うのが、精神的にも物理的にも無理であるという場合には、家事代行サービスなどを利用するのも一つの選択肢です。
家事代行サービスを利用することで、生活の中に占める家事そのものの負担が、大幅に軽減します。
また、家事から解放されることで精神的なストレスも無くなるので、そういった意味でもより時間を有効に活用することができるでしょう。
まずは自分のできる範囲から
このように、家事に対してモチベーションが上がらない理由には様々なものがありますが、少しの工夫でその悩みが軽減されることもあります。
また、自分の工夫だけではやる気の継続が難しい場合は、家電を活用したり、代行サービスを利用するなどの方法も有効です。
まずは自分のできる範囲から、無理せず工夫をしてみると良いでしょう。